こもれび助産院のブログをご覧いただきありがとうございます。
助産師の田嶋恵子です。

今回は産院選び についてです。
妊娠がわかったすぐにしなければいけないような気がして、してしまう分娩予約。
人気の産院は特に慌てますよね。


でも、その時点でその産院のこと理解して予約していますか?
なぜその産院がいいんでしょうか?
家から近いからとか理由があると思いますが、どういう視点で産院を選んだらいいかについて考えていきたいと思います。


なぜなら、産院選びによってあなたの出産や産後すぐの育児、特に母乳育児について、また赤ちゃんへどのようなケアやサービスが提供されるか決まってしまうからです

まずはその辺りを情報収集してみましょう。そして、違和感を感じたら、分娩予約なんて産院の人は大して気にしてませんから、他の産院をあたってみましょう。最高で産む前まで変更できなくはないですが、産むことになる産院とのやりとりの時間を確保しようと思うと30〜34週くらいまでは変更できます!


情報収集の際に何を聞くべきかは悩みどころですが、何を聞くにせよまずあなたが聞きやすいか、聞いたら快く答えてくれるかという点も対応力を判断できます。
がんばって主治医に直接聞くなら、あなたが安心できる答えが返ってくるか、人としての相性もありますので、素直にその人を好きになれるかという観点でもいいかと思います。

とても忙しそうな外来中に聞くと対応が冷たく感じることもあるかもしれませんので、次の機会に再トライしてみるのもありです。

産院に働いてきて感じたのは、医師は最初は無愛想に見える人もいて、話しにくいと感じることもあるんですが、勇気を出して質問したりすると「なんだ、いい先生なんだ」と思うことも結構あります。


そして、直接聞きにくい場合は外来の慣れた感じの助産師か看護師に聞くのもいいです。(←かなりオススメです )
先生のいない所で聞いた方がいろいろ教えてもらえますよ


まず聞いた方がいい事は、どんな先生なのか、専門分野は何か、他にオススメの先生はいるのか、出産の時にも関わってくれるのか、出産の腕はいいのかなど聞いてみましょう。
専門分野というのは、産婦人科医師は産科か婦人科か、本来どちらかを専門分野として選択しています。産科は出産、婦人科はガンや子宮筋腫などの病気を見るのが得意という事になります。もちろん、どちらもできるので大丈夫ですが、専門分野が産科ならもともとお産好きな先生が多いですし、大きな産院なら出産を任されている先生であることもあります。その先生と仲良くしておいた方がいいというのは事になりますね。


外来だけ担当してくれる先生もいます。いい先生だったら受診し続けるのもありなんですが、出産に関する質問をしてもそこの産院のやり方などは他の医師のことを話すことになるのでわりと話してくれません。



出産は最後まで何が起こるか分からない面があります。万が一緊急で命に関わる病気になることもあります。そんな時にも任せられる医師かどうか、外来から関わって時間をかけて判断するといいと思います。
判断するというとどうやったらいいか分からないという人もいるでしょう。
ただ、繰り返し会って、慣れていくうちに見えてくるものもあります。
分からないあなたを上手く導くことも産院の義務です。分かるまで説明を受ける権利があなたにはあります。
受け身にならずに積極的に産院のスタッフとコミュニケーションを取りましょう


私の知り合いでこんな人がいました。

「私は胎盤の位置が低かったので、自分の出産方法として帝王切開が予定されることは十分理解していました。手術の予定を立てようと30週過ぎてから帝王切開について先生から説明を受けた時です。先生が、"少しリスクがある所に胎盤がついていて、もう3人目だから出血が多かったら子宮とっても大丈夫でしょっ"て先生が軽く言ったんです。私はその言葉にすごくショックを受けました。子宮がなくなるなんて考えたこともなかったのに、その先生なら子宮を取ってしまうかもしれないと恐怖を感じました。

その時、今までの受診の時にも感じた先生への違和感は間違っていなかったんだと確信しました。
それから、悩んだあげく次の受診で"セカンドオピニオンを受けたい"と勇気を出して先生に言ったら、気持ちを察したらしく自然と転院の話を進めてくれました。

転院先の先生からは、子宮をとる確率はかなり低いし大丈夫でしょうと言ってもらえ安心して手術を受けました。無事に子宮をとることもなく手術が終わり、転院して本当よかったです。」


受診中に言葉の端々に何か感じる違和感があったら注意した方がよさそうですね。言葉はその人を表しています。


そして、周りの助産師や看護師にも同じよえな事が言えます。
ただ、完璧な産院がないのも事実です。全員の言動に気をつけても疲れてしまいます。
たまに、出産や入院中に会えそうな助産師などが外来をやっている所もあります。それは誰か、いつ会えるのか聞いてみましょう。
必ず出産で会えるとは限りませんので、助産師は全体で何人いるのかも聞いておくといいですね。

親身に話してくれるスタッフがみえたら、事務の人でも産院の事情についてはたいてい理解していますので、うまく活用して情報収集してみてください。

長文になってしまったので、ここらで区切りとします。
読んでいただきありがとうございました。
今後はケアやサービスから見た産院選びについて書きますね。