昨日もマタニティクラスを開催しました。気づくと、開業して1年、クラスを始めて1年経ちました。

昨日は、5人の方が受けていただきましたが、産む所も皆さんバラバラ。私が知らない春日井の産院で産みます、と言われる方もいらっしゃるので、今回のような出産編を開催すると、伝えた事が実践できるかどうか保証できないので、もしかすると知識はできても、使えない情報になるという恐れがあります。

そして、役に立ったのか産後に感想を聞きたいと思いつつも、慌ただしい産後の生活の中ではそれも難しいと思い、大丈夫かなぁー、心配だなー、と私が勝手に思うしかできない。

クラスが終わっても、伝え方はどうだったか、もっとこんな風に伝えたかった、と毎回しばらく悩みます。

そして、参加者の皆さんが特に初対面だと、その方が出すオーラを感じて、伝え方も変えることがあります。複数回参加していらっしゃる方でも、

この情報を必要としているか?

この伝え方で心に届くのか?

こちらが最も伝えたい事を伝えても、相手にとっては大して聞きたい事ではないという事は多々あります。
無意識に聞きたいと思うか、自分の事として感じない限りは、相手には届かない。


Aについて踏まえた上で、Bについて理解してもらえるように伝えたとしても、Aについては頭に入っていなかったり。

そうすると、いざ出産で、Aの事を全く覚えていないから、Bを実践してみたがタイミングが違ったり。

一度で伝わる情報には限りがありますし、仕方ないことなんですが、
そこに私は責任が取れない。

今回、受けた質問で「相性の悪い助産師さんにあたったら、どうしたらいいんですか?」

確かにそんな事もあり得ますよね。初対面の助産師だと相性が悪いかどうかも徐々にしか分からないですね。

ストレートに言えば、「あなたとは相性が合わない気がして、触られると不安になったり、イライラするので、このままではあなたに気を取られて、お産に集中できません。この後、そのせいで陣痛が弱くなったり、疲れてきてしまうと、私と子どものために良くないので、私がリラックスできる環境を作るために他の助産師に変わってもらえますか?」
と断る権利が産む女性皆さんにあります。

そんな事を言える人は中々いないと思いますので、現実的には本当は妊娠中に気が合いそうな助産師と仲良くなって、その人と出産に臨むべきです。
その事が大切だと思うなら、今の日本では助産院で出産するのがいいと思います。稀ですが、助産師指名制をしていたり、助産師全員と顔の見える関係を築いている小規模な産院があれば、それもいいですね。

それも無理だと言うなら、やはり医療者の言う事は全て正しいとは限らず、あなたが聞くべきだと思う意見を選ぶしかないと思います。少々過酷な状況になるかもしれませんが。

出産は、全部自分をさらけ出す場面。隠したって伝わります。無意識の中にある感情を変えていかなければ、出産には本当の意味で向き合えないのです。
それは、自分と向き合えていないということ。
だから、

出産は自分で産むこと、
出産にどう向き合うかは、あなたの生き方、育児そのもの。
その環境を整えることは産む女性にも責任があり、あなたには選ぶ権利がある。



これが、マタニティクラスで1番伝えたいことなんだよね…と思いました。


それは、わがままになる事とは違うし、みんなの手を借りずに一人で産むのとも違う。
少々、たまに内容を変えることはあるかと思いますが、1人でもこの事を伝えるには産院に属していない助産師である方がいいと思っています。

私が伝えている内容が全部できて、医療も受けられる所が実現できるような仲間や環境と巡りあえたら…という夢を持ちつつ、クラスを続けていこうと思います。